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11月14日?24日

【 秋に恋する・Fall in Love Special 】

季節変わりに起こりやすいお肌の不調を、徹底的に緩めて、温めて、潤して、

くすみやザラつきのない、クリアで滑らかなピカピカ小顔を創ります！

秋色のメイクや服をおしゃれに着こなすためのスキンケアSpecialです。

《フェイシャル・スキンケアコースのオプションパックが半額！》

毛細血管まで美白ケア「高濃度ビタミンCローション」＋「炭酸パック」（通常￥3,000）

強力な引き締めパワーでたるみ肌の毛穴もキュッと引き締める「リフトアップ小顔パック」（通常￥5,000）

ゴールド・プラチナ・シルバー配合のアンチエイジング「ジュエリーパック」（通常￥3,000）

ハリ・ツヤ・潤いと小顔「美白保湿パック＋石膏パック」（通常￥5,000）

さらに！（ご希望の方のみ）

期間中、フェイシャル・スキンケアコースに

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・足浴（ハーバル温浴）

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・かかと角質パック＋ファイリング

※ぜひ、お時間のある時にお越し下さい！

黒いダイヤと呼ばれ

日本の近代化に大きな役割を果たした「石炭」

現在も日本各地に炭鉱や炭鉱跡がありますが

私は、三井三池炭鉱の職員だった父のもと

熊本県荒尾市で生まれました。

私が産まれてから幼少期までを過ごしたのは

三井三池炭鉱の職員社宅の「原万田」集落。

社宅エリアの中に、公園もあり、幼稚園もあり、病院もあり、

スーパーもあり、交番と役所が合わさったような事務所もあり、

その中だけで暮らしていけました。

社宅エリア内の小学校も４つほどあったくらい

巨大な炭鉱の町でした。

「お父さんは機械工だったから、炭鉱夫の人たちみたいにお給料は高くなかったけど、」

「家賃も光熱費も幼稚園代も病院代も一切要らなかったから、本当に「食費」に全部使えたから、生活には困らなかった。」

と母がよく言ってました。

人を乗せない、炭鉱を運ぶだけの汽車が走る線路のそばに住んでいたこと。

昭和３８年に起こった大きな事故による後遺症で

仕事ができなくなった友達のお父さんが近所に住んでいたこと。

時々、夜に婦人会の寄り合い会合が行われていて

子どもたちは、どこかの家にまとまって遊びながらお留守番していたこと。

なんとなく、おぼろげに

そんな社宅暮らしを送っていたことも記憶にはありますが

炭鉱のことについては、ほとんど知りませんでした。

秋晴れの下、

私よりも12歳年上で、

もう少ししっかりした思い出が残っている姉と、

ユネスコ世界文化遺産に登録された「万田抗」跡へ行って来ました。

万田抗は、1902年（明治35年）に操業開始した

大正・昭和初期の主力抗で、

当時の日本最大規模の炭鉱でした。

国指定重要文化財

国指定史跡

でもあり、

2015年（平成27年）7月8日

【明治日本の産業革命遺産　製鉄・製鋼、造船、石炭産業】の

構成遺産の一つとして、ユネスコ世界遺産に登録されています。

登録後、廃墟と化していた三池炭鉱の「観光資源」としての整備が進んでいます。

入場料大人410円を払い、

ガイドの方のお話を聞きながら施設跡を回ります。

まず、入ってすぐのところには

「山ノ神祭祀施設」がありました。

炭鉱夫たちが、

事故が起きないように、

無事にまた地上へ戻ってこれるように、

仕事の始まりと終わりには

祈りと感謝をささげていた場所です。

万田抗の建物は、

当時、レンガを輸入したイギリス流のレンガの積み方で創られていました。

1469年（文明元年）に

地表に出てきていた「ある石」が燃えている！と

一農夫が石炭を発見したのが始まりと言われているそうです

近代国家を目指した日本は

1873年（明治6年）に三池炭鉱を官営炭鉱とし、

炭鉱の引き揚げに蒸気動力を使用するなど

西洋の技術が導入された近代化の第一歩を踏み出します。

産出された石炭は、

蒸気動力や製鉄に利用され、近代産業の貴重な資源となり、

1889年（明治22年）に

三井の経営となる前、国営の時代には

過酷な労働条件のもと、犯罪者の労役場となっていたり、

1930年代以降は、

戦争による労働力不足から

当時の植民地朝鮮や中国の人々や連合軍捕虜などを強制労働させたり、

黒歴史とも言うべき、悲しい出来事も起こりました。

1945年（昭和20年）以降には、

戦後復興のために石炭が必要とされたことからも、

三池炭鉱は活況を呈しましたが、

1950年～1960年代には、

石炭から石油へとエネルギー革命が起こり、

国内の炭鉱の多くは閉山を余儀なくされ、

三池炭鉱も大規模な機械化＆合理化が進められることとなります。

そして、1970年（昭和45年）には、

年間657万トンという三池炭鉱最大の出炭量を誇り、

1日に2万トン以上の石炭が採掘されたということです。

私が産まれ幼少期を過ごした頃は

ちょうど、その頃になります。

石炭を積んだ列車がいくつも連結されて

三池港へと続く長い線路を走っていた風景をなんとなく覚えています。

1990年になると

海底を採掘するスタイルの三池炭鉱は莫大なコストがかかるようになり、

1997年（平成9年）に閉山となります。

ガイドのおじちゃんに

「閉山になったのは、石炭が無くなったからですか？」と

ナイス質問を投げかけたのは、小学生の心を取り戻した私の姉でした

「いえいえ、石油や、同じ石炭でも中国産など海外の安い石炭に、求められる燃料が替わっていったことが原因で、」

「閉山時はまだ、全体埋蔵石炭の三分の一しか採っていませんでした。」

と、

なんと、まだ三分の二を残しての閉山だったんですね～

石炭も、石油も、人工的に創れない地球資源なので

採り続けていたら、いつかは無くなってしまうものですが、

何十年も堀り続け、

私も含め、当時の炭鉱に関わる職員やその家族を支えてきた一つの炭鉱でさえ、

石炭が、まだまだそんなに残っていたのか、と、

地球の歴史の大きさを思い知らされました。

施設内を見学し、説明を聞く中で、

当時、当時なりの安全設備を駆使して、

いかに事故が起きないように、と工夫していたか、がよく解りました

万田抗のすぐ近くには、

紡績工場跡もあります。

昭和38年に、大規模な事故災害が起こり

たくさんの未亡人が出てしまった訳ですが

もちろん、会社からの厚い保障もありましたが、

夫を亡くしてしまった奥さんたちが、それからの生活をしてゆくために

仕事の場所として、紡績工場を作ったということで、

ユネスコからの視察団が

「事故で夫を亡くした奥さんのために

別の仕事場を作ったというのは、他にはない！」と

感嘆し、その紡績工場も一緒に、世界遺産登録されたということでした。

「○○ちゃんのお母さんがそこで働いてた！」と姉。

そういうことで出来た紡績工場だったのか、としみじみしていました。

この万田抗は、2014年に公開された

佐藤健さん主演映画「るろうに剣心・京都大火編」のロケ地として使われています。

私は一度、観たこともあったのですが、まさか！そうだったの？と。

「この映画は大好きで、何回も観た！」と言う姉も

「全然、気が付かなかったわ～～」と言っていましたが…

映画の冒頭、江口洋介さん演じる斉藤一が率いる警察隊が

藤原竜也さん演じる志々雄真実一味のアジトに攻め込むシーンで登場します。

幕末から明治初期を時代背景としている映画に

この万田抗のレトロチックな明治の遺構を残した

レンガ造りの建物やトンネルは、まさにグッドマッチング！

万田抗を舞台に繰り広げられる迫力満点の格闘シーンを

「絶対、もう一度観る！」と決心していた姉でした

今は県外に住んでいる姉が

忙しい仕事の合間に帰福したタイミングで

連れてきてあげることが出来て本当に良かった！と思えた一日でした。

私自身も、あまり覚えていないとは言え、

日本の近代化産業を支えてきた

一歴史を学べた日となり

とても貴重な「大人の社会化見学」になりました。

万田抗を後にして

三池港のすぐ近くにある「三川抗」にも足を伸ばしました。

こちらは、まさに整備が開始され始めたばかり、というタイミングで

逆に、まだまだ整備されていない、

ココって、足を踏み入れて大丈夫なの？くらいの

まるごと廃墟感が味わえて

また、別の味わい方がありました。

どこでも走り回りたい小さなお子さん連れは、

ちょっと厳しいかと思いますが

小学生中学年以上からは

ちょっと事前に炭鉱のことを予習してから

一緒に見学すると、とてもいいと思います

ぜひ、ご家族で一度訪れてみてください

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万田抗は、1902年（明治35年）に操業開始した

大正・昭和初期の主力抗で、

当時の日本最大規模の炭鉱でした。

国指定重要文化財

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2015年（平成27年）7月8日

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1873年（明治6年）に三池炭鉱を官営炭鉱とし、

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1930年代以降は、

戦争による労働力不足から

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1日に2万トン以上の石炭が採掘されたということです。

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1990年になると

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「閉山になったのは、石炭が無くなったからですか？」と

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